生ける偉人に会いたい


MITメディアラボ石井裕教授が日本にくる。
ここんところいろんなWeb広告スペースでPRされていたけど、今日の11時から東京国際フォーラムにおいて開催されるリクルートエンジニア適職フェアで石井裕さんが講演されるそうだ。
39歳でMIT教授に転身した石井裕氏が緊急来日公演「エンジニアとして生き残るための仕事術」


こういう時、東京っていいなって激しく思う。
このイベント自体は就活の合同説明会みたいなもんだから別にどっちでもいいんだけど、石井裕さんの話を生で、しかも無料で聞けるチャンスがすぐそこにあるのなら確実に参加している。(今はどっちにしろ卒論しないとヤヴァいんだけど…)
なんかのオフ会にしろ、技術者コミュニティのセミナーにしろ、企業主催のシンポジウムにしろ、たいがい首都圏に集中してたりする。地方の一技術者・一学生からすると、そういう集まりに気軽に顔を出せる環境というのは実に羨ましい。東京に引っ越したらぜひとも地の利を有効活用してみたい。


それをエジケンさんに言わせれば、「東京は人に会え過ぎる」らしく、そのデメリットはもちろんあるのだろうけど。
第8回 インフォテリアUSA 江島健太郎氏インタビュー(前編):サンフランシスコで昼食を|gihyo.jp … 技術評論社


石井裕さんの研究はとってもユニークでおもしろい。
コンピュータを意識せずに利用する「ユビキタス」とはコンセプトが違っていて、コンピュータによって我々が「情報の感触や気配」を感じ取れるようにする「タンジブル・ビッツ」というものだ。詳しくは下記リンク参照のこと。
39歳でMIT教授!タンジブル・ビッツを生んだ石井裕/Tech総研
http://journal.mycom.co.jp/news/2000/07/10/07.html


コンピュータの世界は急激に進歩した。だからコンピュータサイエンス分野の草分け的存在や偉人とも言える人たちはご存命である場合が多い。例を挙げるなら、「パソコンの父」と呼ばれているアラン・ケイや、マウスの発明者として知られるダグラス・エンゲルバートはまだまだバリバリの現役だ。
ちなみに石井教授にとってダグラス・エンゲルバートは「神様のような存在」だそうだ。
株式会社キャドセンター / CAD CENTER CORPORATION


私たちはとてもラッキーだ。なぜなら本来教科書でしかお目にかかれない大偉人と同じ時代を生きながら、彼らの貢献によって成熟した「世界」を利用し、その恩恵を受けている。そういった「神様」に、会いたいと思って行動すれば会えるという時代に生まれたことはとてもラッキーだ。


もうすぐ東京へ引っ越す。
東京は人に会え過ぎる。
だが、それがどんなものなのか今はワクワクして仕方がない。