「ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか」を読んで

池田氏は本書をこう評す。

ウェブ進化論』のころにはまだ目新しかったシリコンバレーの世間話が、「またか」という感じで延々と続く一方、日本の現実への言及がほとんどない。(中略)3K業種として学生からも見放された日本のIT産業につとめる人々には、著者の「自分を信じろ、好きを貫け」という類の説教は何の足しにもならない。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c3fd47bcbacc477d63e978c9ad7f04ce


たしか私が小学校低学年の時、何の番組だったか覚えていないがすごい人がテレビに映っていた。
すごい速さでキーボードを叩いて、自由自在にコンピュータを操る人だ。
それを素直に「かっこいい」と思った。
以来、私の夢は、その人のようになることだ。


今年の3月に東京のIT企業に内定が決まった。
来年から私もプロのプログラマーだ。
夢への大きな第一歩を踏み出すことになる。


ところが、夢が現実に近づくと同時に、時代も変化するにつれて、
IT業界の悪いところばかりが目につくようになってきた。
今、将来のことを考えたとき、不安を感じないといえばウソになる。


そんなときに本書を読み、梅田氏の「これでもか!」というくらいのポジティブな言葉に勇気とやる気をいただいた。


池田氏の批判はもっともだと思うし、間違っていない。
しかし、若者たちに希望を持たせようと明るく努める梅田氏の姿は、
私にとって、まさに理想的なロールモデルだった。


後生の可能性を広げ、夢を与えられるよう、
すごい速さでキーボードを叩き、自由自在にコンピュータを操る人に、私はなりたい。

追記

今朝、その、梅田望夫さんからスターをつけていただいてるのを見て驚きました。
スターをつけてくださった皆さんありがとうございます。